タッチタイピングで仕事の効率化を
年明けからパソコンで手元のキーボードを見ないでタイピングする「タッチタイピング」の挑戦をやっている。
まだまだ道半ばだがかなり上達してきたと実感してきたので、その効率の良い具体的な練習方法をまとめてみた。
基礎パソコンスキル向上を目指している方や我流タイピングの癖を直したい方の参考になればうれしい。
タッチタイピングで得られる3つのメリット
そもそもタッチタイピングのメリットは何だろうか?
今や多くの方が、仕事やプライベートでパソコンを使い、キーボードで入力する行為を日常的に行っている。
長文を打つことは少なくても、このタッチタイピングのスキルを向上することで得られるメリットは以下の3つがあると思う。
タイピングスピードが上がる

言わずもがなだが、手元を見ないで文字入力できるので、入力速度は段違いに上がる。
急いでいるときの文書作成などでは、とても重宝するスキルだ。
ある程度練習すれば、手書きや読むより早いレベルまでに達することができる。
あと、どうでもいいがタイピングが速いと、「ドヤッ」って顔ができる。
目が疲れづらい

パソコンでの作業は目の疲れと首・肩こりとの戦いだ。
長文作成を画面とキーボードを交互に見ながらやってみるとわかるが、眼精疲労が一気に来る。自覚症状がないまま首・肩こりになり血行が悪くなっているなんてことも。
健康のためにも正しい姿勢でパソコンに向かうためにも、タッチタイピングのスキルが有効だ。
文章作成に集中できる

記事作成や執筆活動・ブログなどをされている方限定にはなるだろうが、文章作成の集中度が上がる。
あくまでタイピングは“出力のための手段”なので、タイピングは自然とできないようになっていないといけない。この「自然」とできるようになると、文章の構造や関係性の方へ意識ができ、集中力持って文章作成ができるようになるのである。
具体的な上達方法
私の経験談からなので、合う合わないがあるかもしれないが、実践してみて手ごたえがあったら幸いだ。
使うモノは、「e-typing」「寿司打」という2つのサイトだけ。ともに無料サイトだ。

この2つのサイトの利用で、かなりの上達を実感できるだろう。
この2つのサイトの使い分けは、「e-typingは正確なフォームと正確なタイピングを手に入れる」ため、「寿司打ではタイピングスピードを上げる」ためとなる。
① e-typing
まずは、「e-typing」のサイトから始めていく。
まずは基本からだ。基本ができていない中でスピードを求めてやみくもに練習しても結果は出ない。むしろ、変な手癖が出て上達が遅れてしまう。
基本フォームを覚えよう
まずは最も基本である「基本フォーム」の位置を覚えよう。

覚えるといっても、左手の人差し指を「F」へ、右手の人差し指を「J」へ乗せるだけである。
多くのキーボードには、「F」と「J」のキーには凸凹があったりして目印があるはず。
あまり腕を動かさずに、この基本フォームをベースにしてそれぞれの指にタイピングするキーを割り当てていく。
母音から練習していこう

まずは地味な練習からだが、「あ」「い」「う」「え」「お」の位置を体に覚えこましていこう。
これらの母音はローマ字入力をするので、圧倒的に使用頻度が高いからである。
特別な練習はないが、どこか入力スペースに「あいうえお」と数十回、入力して“なんとなくわかった”のレベルでいい。
これから練習していくうちに、何度も母音をタイピングしていくので自然と体にしみこんでいくのでご安心を。
ゆっくり丁寧に腕試しレベルチェックをやろう
では、e-typingのトップにある「腕試しレベルチェック」をやっていこう。
ここで多くの時間を使って初級から中級を目指していく。500回の練習を目指して練習しまくろう!

少し脱線するが、できればe-typingでアカウントを作っていくことをオススメする。
「カルテ」の項目が作成できて、自分のスコアの変化や苦手な指など上達の参考になる情報を教えてくれる。
腕試しレベルチェックはまずは必ず、ゆっくり丁寧にやることだ。
スコアやスピードは全く意識しなくていい。画面に表示されるキーと指に沿ってタイピングしていくだけだ。
これを1週間から10日やっていくだけで、前述の基本フォームと母音の位置はマスターできる。
あとはひたすら練習

あとは時間が作れるときに、ひたすら練習していく。量に勝る練習はないだろう。
飽きないようにするためのコツもまとめてみた。
タッチタイピングは、短時間では身につくものではないので、継続がすごく大切だ。
途中で投げ出さないように、自分を飽きさせない工夫をしよう。
タッチタイピングは体で覚えてしまうため、身につけたらほとんど忘れない傾向にあるスキルだ。
最初は大変だが、「ん?なんか寝て起きたらできるようになってきたぞw」ということも結構ある。
乗り越えたら、キレイな成長曲線を描くことができるだろう。
② 寿司打
e-typingでの結果が「スコア150」あたりや「WPM(1分あたりの入力文字数)」が 200になったら寿司打を試してみよう。
スピードを意識して練習

e-typingにはないような急かされるタイピングを求められるので、かなりスピードを意識するようになる。
またタイピングミスも連発するようになるだろうから、より正確性を求めて「e-typingで修行、寿司打で実践」という構図で反復練習していくといいだろう。
週単位で成長を感じることができる。
寿司打高級10,000円コースでお釣りがでたら合格?

1つのゴールの目安になるのが、難易度最強の「寿司打 高級10,000円コース」でお釣りを出すことである。ここまで行けば、ビジネス面では十分なタイピングスキルがあると自負できるだろう。
同様にe-typingでもスコアランクSに手が届けば、タッチタイピング上級者の仲間入りと言えるのではないだろうか。
これは完全に主観な評価だが…。
タイピングの世界は「修羅の世界」
ここまでがタッチタイピングの上達法をご紹介した。
おそらく1か月~2か月で身につくものだと思う。(私は手癖がすごかったので4か月かかったが…)
そして、タイピングの世界はまだまだ奥が深く、「寿司打 高級10,000円コース」で20,000円以上のスコアをたたき出す猛者やe-typiingでランクSどころかその上の「Ninja」「LaserBeam」「Godhand」と呼ばれる変態タイパー(誉め言葉)たちもいるようだ。
ここまで行くと、タッチタイピングはビジネススキルや効率化のためというよりは、もはや「戦い」や「ロマン」といった目的になっていくのだろうか…。
興味があったら、修羅の道を進んで全国の猛者たちと競い合うのもいいだろう。

ちなみに私も猛者たちと日々戦っていくぞ!
意識高いな~。
【おすすめキーボード】